桜・ヒルトップスプレッドハウス
敷地は北側と東側が道路で南北に長い形状の角地である。L字形状の道路は丘の上の街区の端部で交通の往来は限定的である。東側の道路をへだてて桜並木の児童公園があり、眺望と開放感がある。
「ハウス」を敷地の南西側に寄せて配置し、北東部分には道路と同じL字形状の庭を確保しアプローチや駐車スペースとした。敷地内に空地を確保し道路部分の空間や東側の桜並木とのつながりの濃度を上げて外部空間との一体感を高め、これに面する「ハウス」の内部空間との関係を深めた。
「ハウス」内部には、LDKや2階の個室群を道路に面して配置し、この連続性や開放感を享受できるように配慮した。諸室からの開放性への視線は敷地内の外部空間へと続き、周辺環境へと同心円状に広がっていく「スプレッドハウス」を計画した。
- 名称
- 桜・ヒルトップスプレッドハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 広島県広島市
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 112.64㎡
- 建築面積
- 53.82㎡
- 延床面積
- 105.16㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- D・Uコダ
- 竣工
- 2019年10月
- プロデュース
- R+house