プレートルーフハウス
「川辺の板屋根の家」旗竿形状の敷地のアプローチ部分より2Mほど低いレベルにGLを設定し駐車スペースを確保した。これによりあぶり出された範囲に「家」を配置した。南側の隣地は近い将来、家が建つ見込みだった。西側には、一段低いレベルに川が流れており、とても開放感がある。東側には2M高い位置に家が建っており擁壁がそびえ立っている。南側の日照は最低限確保し、西側の川への開放感を全面に享受する方針にシフトチェンジし計画した。東側の1階部分は擁壁が迫っているが割とプライバシーは保てる。一方で、2階部分は隣家が迫っているので、家のボリュームをセットバックして配置し、プライバシーの確保や圧迫感を緩和した。西側の地上部分には家庭菜園やBBQなどができる庭のスペースを確保した。このスペースは川とは段差はあるものの河川敷と一体的に使用できるので川辺の環境を最大限に享受し生活に取り込むことができる。2階の屋根を板状の屋根とし、川の対岸からの立姿やプロポーションに配慮した。川辺に軽やかに浮かぶ板屋根を想像した。
- 名称
- プレートルーフハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 長崎県諫早市
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 261.34㎡
- 建築面積
- 61.69㎡
- 延床面積
- 99.36㎡
- 階数
- 地上2階建
- 施工
- 松下建設
- 竣工
- 2020年8月
- プロデュース
- R+house