








5(Five)ニワ ハウス
 2件の家が建ち得る奥行のある広大な敷地に、L字形状の「ハウス」を配置した。手前側を幅広にすることで、道路からの視線の制御に配慮した。
 この「ハウス」の形状を活かし、「5(Five)ニワ」を設定して、豊かなポテンシャルを持つ周辺環境を「ハウス」に還元できるように計画した。
 1階部分の前面道路側に「前ニワ」を設定して、4台の駐車スペースを確保し、公共性を持った外部空間としての役割を持たせた。「前ニワ」と建物の間に「中ニワ」を設定し、公共の道路とのハザマの中間領域として、南側の隣地の庭に面する開放感を持ったオープンで少しプライベートな外部空間を創出した。
 「奥ニワ」は「ハウス」と隣家に囲まれておりさらに道路からの視線にさらされない、LDKと密接に関係したプライベートな外部空間である。ここでは内部と連携した様々なアクディビティーが展開される。
 2階部分には道路側の「空ニワ」を創出し2階の居室に、天空に広がる開放感を享受している。東側の「屋根ニワ」からは、隣家の庭の上方部分とつながり、視線が抜けることから奥行による開放感を内部空間に還元している。
 敷地のポテンシャルを最大限に活かし内部に還元する「5(Five)ニワ ハウス」を計画した。
- 名称
 - 5(Five)ニワ ハウス
 - 業務内容
 - デザイン監修
 - 所在地
 - 大分県
 - 用途
 - 専用住宅
 - 敷地面積
 - 233.14㎡
 - 建築面積
 - 76.39㎡
 - 延床面積
 - 99.78㎡
 - 階数
 - 地上2階建
 - 構造
 - 在来木造
 - 施工
 - 樹の家こころ舎
 - 竣工
 - 2020年11月
 - プロデュース
 - R+house
 

