クロスエリアハウス
東側の幅員6mの道路に接する奥行きのある敷地の建替えプロジェクトによる「ハウス」である。この道路のさらに東側の少し高い位置には幹線道路があり、車の往来が激しいが、敷地の前面道路にいたっては袋小路のように「たまり」の空間が保持されていた。
「ハウス」は敷地北西側に寄せて配置することで、南側に最大限の庭確保し、道路側にはアプローチと三台分の駐車スペースを設けた。
また、見方を変えると「南側のエリア」と「東側の空地と道路を合わせたエリア」が「クロス」することで「ハウス」が見い出されたとも言える。「南エリア」は太陽光や風を含み、BBQや家庭菜園などのアクティビティーがあり「東エリア」は移動を伴った空間であるが「たまり」の要素があり、ライフワークであるバスケットボールを思う存分できる空間であるし、地域と交流ができる空間でもある。これらの「エリア」は「ハウス」の内部空間と関係し呼応関係となり一体的な使用ができる。
このように2つの「エリア」が「ハウス」を配置することにより同時的に存在し、相乗効果を享受できる「クロスエリアハウス」を創出した。
- 名称
- クロスエリアハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 山形県
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 200.48㎡
- 建築面積
- 3.14㎡
- 延床面積
- 100.19㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- マスターホーム
- 竣工
- 2019年11月
- プロデュース
- R+house